財団の活動

研究の助成(第2期)

公益財団法人 大隅基礎科学創成財団
第2期 研究助成公募要項

第2期の研究助成では、研究材料として酵母に限定しない基礎科学(一般)と酵母に限定した基礎科学(酵母)の研究助成を行います。異なる研究課題であっても同一申請者による重複申請はできません。

基礎科学(一般)は、基礎生物学研究とします。基礎科学(酵母)は、第1期に応募した方も応募が可能です。
公募要項は以下の通りです。

項目 内容
研究助成の趣旨 近年、生命科学研究においてその成果の速やかな社会応用を求める風潮が強くなり、生命現象の深い解明そのものを目指す基礎研究をおこなう環境が厳しくなっています。そこで、生命科学研究において、先見性・独創性に優れた基礎研究で、国や公的機関による助成がなされにくいもの、任期切れ・定年などにより継続が困難となるものに研究助成を行います。
公募テーマ 【一般】
細胞・組織・個体の新しい生理現象の発見とその分子機構の解明、をテーマとする基礎研究を支援します。
【酵母】
我が国における酵母研究は長い伝統をもち、分子細胞生物学のモデル生物として多くの生理現象の分子レベルでの原理解明に多大な貢献をし、国際的にも評価される研究が続けられてきました。同時に酵母は、発酵や醸造など、人類が有史以来利用してきた微生物でもありますが、大学と酵母関連企業の研究者の連携も近年やや希薄になってきていることも大きな問題点となっており、酵母の研究の底上げの必要性は極めて高いと考えられます。このような状況に鑑み、新しい生理現象の発見やその分子機構の解明等、人類と深い関わりのある酵母を対象としたこの生物種ならではの基礎研究をテーマとして支援します。
研究助成金 【一般】
  • 1件につき1,200万円を上限とします。4~8件採択予定。
  • 研究の遂行に要する物品の購入、共同研究、学会・研究会・情報交換会などへの参加費、旅費、その他、研究推進の活動に必要な費用として使用できます。
【酵母】
  • 1件につき500万円を上限とします。3件程度採択予定。
  • 研究の遂行に要する物品の購入、共同研究、学会・研究会・情報交換会などへの参加費、旅費、その他、研究推進および研究代表者(フェロー)としての活動に必要な費用として使用できます。
採択後、調整の上、年度ごとの助成額および助成期間について最終決定します。研究助成期間中、助成総額の範囲内で年度ごとの予算計画に従い、研究活動を推進してください。助成金は年度ごとに支払います。
※なお、この助成金からの間接経費等の支出は想定していません。
研究期間 2019年3月~2021年2月末までの原則2年間
応募資格
  • 日本の大学、公的研究機関およびこれに準じる研究機関に所属し、主体的に研究を進めることのできる研究者
  • 新たな生理現象を発見、あるいは発見しつつあり、その分子機構の解明をめざす研究者【一般のみ】
  • 助成終了後に研究報告書の提出が可能な方
  • 所属機関長の承諾が得られる方
  • 年齢性別は問いません。
  • 個人・グループで、同一内容で公的機関及び他の財団から既に助成を受けている研究はご遠慮願います。
応募期間 2018年9月3日~2018年10月15日(期日厳守)
応募方法 当財団のホームページから申請書のWordファイルをダウンロードし、所定の事項を記入しPDFファイルにしたもの、及び所属機関長の承諾書(PDFファイルにしたもの)をアップロードしてください。
選考方法 当財団の選考委員会において、財団所定の申請書の書面審査、及び必要な場合は、書面審査で選ばれた候補者への面接審査により行います。申請書と所属機関長の承諾書は個人情報保護法を順守し、本選考以外には使用しません。尚、申請書類は返却いたしませんので、予めご了承ください。
選考結果通知 2018年12月末日までに採否を申請者に通知する予定です。採否の理由に関してのお問い合わせには応じかねますのでご了承ください。 尚、虚偽の申請が判明した場合、採用の取り消し、助成金の返還を求める場合があります。
助成金交付 2019年3月より交付します。
贈呈式への出席 【一般のみ】
研究助成金の贈呈式に出席をお願いします。
研究代表者(フェロー)の顕彰・創発セミナー参加他 【酵母のみ】
研究助成をする研究代表者に、「大隅基礎科学創成財団 酵母コンソーシアムフェロー(以下 フェロー)」の称号を付与する予定です。研究助成金の贈呈式に出席をお願いします。フェローには、基礎科学としての酵母研究を推進するのみならず、酵母に関する企業研究者との勉強・交流会である創発セミナーへの参加等、アウトリーチ活動を行い、基礎科学の発展と普及に貢献していただきます。また、本財団酵母コンソーシアム構成員にアカデミアのもつ情報や技術を教示していただくことがあります。
報告の義務
  • 助成期間終了後、2か月以内に所定の報告書、会計報告書に必要事項を記入押印して提出してください(書式は当財団のホームページからダウンロードしてください)。
  • 助成金の使途について、5万円以上については領収書を添付してください。
  • 1年内に終了しない時は、1年経過時に中間報告書を提出してください。
  • 助成金内定後、研究計画等に重要な変更が生じる場合は、当財団まで変更届を提出してください。
  • 本研究に関して発表する場合は当財団の助成によると書き添えてください。
  • 助成研究の採用結果は当財団のホームページで紹介します。
申請書類送付先及び問合せ先 申請書類

1) 申請書1式(PDFファイル)

2) 所属機関長(部局長で結構です)の承諾書(PDFファイル)

上記2) について、異動などの予定や特別事情のある方は下記までご相談ください。

〒226-8503
神奈川県横浜市緑区長津田町4259 S2-16
公益財団法人 大隅基礎科学創成財団 事務局
TEL:045-459-6975 FAX:045-459-6976